【激安】ヨーグルトメーカーなしでR1ヨーグルトを作る方法

THERMOSと牛乳とヨーグルト

インフルエンザや風邪予防になると話題のR1ヨーグルト。でも普通のヨーグルトに比べてちょっと高くて、毎日買うのはためらってしまいます。

だからと言ってあきらめるのは悲しいし、こうなったらもう自分で作るしかない!

というわけで今回は特に安さにこだわって、ヨーグルトメーカーを使わずにR1ヨーグルトを作る方法を、どこよりも深く探っていきたいと思います!

 

ヨーグルト作りの流れを確認

「さっそくR1ヨーグルト作りだ!」と言いたいですが、その前にプレーンヨーグルト作りの流れだけ確認しておきますね。

R1ヨーグルトとプレーンヨーグルトの作り方は基本的に同じ!保温する時の温度が違うだけなんです。

プレーンヨーグルトの作り方

  1. 牛乳と増殖させたいヨーグルトを入れてかき混ぜる
  2. 保温する(プレーンなら40℃、R1なら43℃)
  3. 数時間待つ

こんな感じでヨーグルトが作れます。

 

ヨーグルトメーカー無しで自家製R1を作る方法

できるだけ安く、簡単にR1ヨーグルトを作るのが目的なので、新しい物は買い足さず、家にあるものだけで作業していきます。

今回はネットの情報を参考にしながらTHERMOS(魔法瓶)、炊飯器、オーブンレンジの3種類でヨーグルト作りに挑戦してみました。

 

水筒を使ったR1ヨーグルトの作り方を画像で解説

トップバッターは容量500mlの「THERMOS」。ただ今回使ったのは山用の保温力が高いモデル。「雪山の厳しい条件下で、6時間後でも77℃をキープする高い保温性」があるとのこと。

この保温力で美味しいヨーグルトを作る!「激安R1ヨーグルト製作奮闘記」、始まるよ。

FFX-500でR1ヨーグルト作りを開始する

「THERMOS」の容量の関係で500mlサイズの牛乳を使っていきます。もし大きめの水筒を使う場合は、1Lの牛乳でも大丈夫そう。

牛乳を50~60ml抜く

牛乳を抜いている

牛乳を全部使うと後で「THERMOS」に牛乳とヨーグルトが入りきらなくなるので、50~60ml抜いておきます。

牛乳を温める

牛乳の温度を計っている

次は牛乳を温めていきます。温度計は42℃を指してますが、理想の温度は43℃。この43℃という温度は、明治の公開特許公報に「R1菌を加えて43℃で発酵を行い発酵乳を製作した」、という内容が記載されているのを参考にしました。だけど別にこの温度をきっちり守らないと失敗するというわけでもなさそう。

公開特許公報に書かれている43℃という温度がR1ヨーグルトの一番発酵しやすい温度なのかな、とは思いますが、多少誤差があってもヨーグルトは出来上がるみたい。私も42℃でばっちり成功しました!

温度計なしで作る場合は「人肌より少し温かいかな」と感じるくらいを目安にするといいかなと思います。それくらいの感覚で温度計なしでも挑戦しましたが、若干固まりが緩いものの一応ヨーグルトは出来ました!

R1ヨーグルトをかき混ぜる

R1ヨーグルトをかき混ぜている

R1ヨーグルトはこの時点でかき混ぜておきます。こうしておくと、後で牛乳パック内で牛乳とヨーグルトを混ぜ合わせる時に、すんなり溶け合ってくれるので楽。

温めた牛乳にR1ヨーグルトを投入する

牛乳にヨーグルトを投入している

投入する牛乳とヨーグルトの量は10対1が目安です。約500mlの牛乳を使っているので、今回必要なヨーグルトは約50g。R1ヨーグルトは容量が112gなので大体半分くらいですね。

ヨーグルトの量に関しては、あまりにも多過ぎ少な過ぎは問題ですが、そんなに神経質にならなくても大丈夫かと思います。心配であれば気持ち多めに入れておくのがよいかなと、、、。

かき混ぜる

牛乳とヨーグルトをかき混ぜている

「THERMOS」に移し替えるともうかき混ぜられないので、この時点でR1ヨーグルトを牛乳にしっかり溶かしておきます。

かき混ぜた牛乳とヨーグルトを「THERMOS」に移す

FFX-500の中にかき混ぜた牛乳とR1を入れている

あとはかき混ぜた牛乳とヨーグルトを「THERMOS」に移すだけ。

FFX-500の蓋を閉めている

蓋を閉めて準備完了です。

完成したヨーグルトは

温度計を使って完成したヨーグルト

約8時間後に完成したヨーグルトはこんな感じ。結構しっかり固まってるけど表面が若干ゆるいような気もします。

保温力に優れてるとはいえどうしても温度が下がっていくので、それがヨーグルトの固まりが緩くなる原因、、、?

温度計を使わずに完成したヨーグルト

こっちは温度計なしで大体人肌で作ったヨーグルトですが、水分(ホエイ)が多いですね、、、。若干の誤差は問題ないですが、最初の牛乳の温度をどれだけ正確に計れるかがポイントで、あまりにも牛乳の温度がずれると固まりが悪くなるのかも。

感想

「THERMOS」で作るのは、材料を混ぜてしまえばあとは放っておくだけでいいので、思ったよりも楽でした。やっぱり放っとけるのはいいですね。

ただ、牛乳の温度を調整するのがなかなか難しいし、そこに時間がかかります。あと温度計が無いと感覚に頼ってしまうことになるので失敗の可能性も大きくなります。

 

ちょっと大変!炊飯器を使ったR1ヨーグルトの作り方

2つ目は炊飯器を使っていきます。「それで本当に出来るの?」と言いたくなるんですが、ネットにこの方法でヨーグルトを作ってらっしゃる方がいて、これで出来たらラッキーと思いチャレンジしてみました。

炊飯器でヨーグルト作りを始める

温度が高過ぎると乳酸菌が死んでヨーグルトができないので、保温スイッチをオンにすることはできませんが、炊飯器の魔法瓶効果で適温を保てるはず!

意気込みばっちりでスタートです!

牛乳を50~60ml抜く

牛乳パックはギリギリ炊飯器におさまる500mlサイズのものを使いました。

牛乳を抜いている

今回も初めに50~60mlほど牛乳を抜いておきます。これを忘れると牛乳パックを炊飯器にセットする時に、炊飯器の蓋に圧迫されて中身が外に染み出すので要注意!

R1ヨーグルトを牛乳に投入

R1ヨーグルトを牛乳に投入している

R1ヨーグルト(約50g)をかき混ぜて溶かしやすい状態にし、牛乳に投入します。

かき混ぜる

かき混ぜている

ヨーグルトがしっかり溶けるようにかき混ぜて。

牛乳パックの口をクリップで留めた

かき混ぜ終わったら牛乳パックの口をクリップで留めます。

牛乳パックをビニール袋でくるむ

牛乳パックをビニール袋に入れている

ここから先、牛乳パックをお湯に浸けて数時間待つんですが、私は牛乳パックをそのままお湯に浸すのが不安だったのでビニールでくるみました。

でも実際の所牛乳パックは水に溶けないように加工されているので、ビニールでくるまないからと言って特に問題になるわけではないかなと思います。ここは気持ちの問題ですね。

お湯を張った炊飯器に牛乳パックを投入

お湯の温度を計っている

次は炊飯器にお湯を張ります。理想の温度は43℃ですが、上でも書いたように多少誤差があっても大丈夫。画像の温度計は44℃を指してますがこれでちゃんと完成しました。

内窯のお湯の中に牛乳パックを入れている

そしてビニールでくるんだ牛乳パックをお湯の中につけて蓋を閉めます。

お湯は冷める度に換える必要があります。今は冬なので大体30分~1時間おきに換える必要がありました。これが夏場だともう少し冷めにくいかもしれませんね。

完成したR1ヨーグルトは

完成したR1ヨーグルト

合計7回水換えをした結果大体7~8時間で完成。これが夏場ならもう少し楽だったのかもしれませんが、なかなか大変でした、、、。

でもヨーグルトはかなりしっかり固まってくれました!水分も少なく、ヨーグルトメーカーで作った物とかなり近いように見えます。

感想

ヨーグルトの固まりが良いのは嬉しい。何度もお湯を換えるので、温度がある程度しっかり保てるからかな?

だけど、やっぱりお湯換えが面倒でした、、、。ヨーグルトから長時間目が離せないのは困るな、と思ってしまう。手間がかかる割には作れる量も少ないようです。

 

ヨーグルトメーカーを使えばこんなに簡単

結論、R1ヨーグルトはヨーグルトメーカーがなくても作れます!

が、ヨーグルトを作ってる間目が離せなかったり、手間がかかる割には出来が悪かったりと面倒な部分も多い。

お試しでヨーグルトを作るなら別ですが、本気でヨーグルト作りを習慣化させたいなら、ヨーグルトメーカーを使う方が楽だし効率的です。

ここでは激安のヨーグルトメーカーを紹介!興味があればチェックしてみてくださいね。

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自家製R1に甘味を足すには

最後になってしまいましたが、R1ヨーグルトと牛乳を混ぜ合わせてヨーグルトを作っても甘さはほとんどありません。普通のプレーンヨーグルトに近い感じの味になります。

甘みが欲しい場合砂糖を足すのもいいですが、うちでは健康面を意識して砂糖代わりに蜂蜜をかけて食べるようにしています。かける蜂蜜によって市販の甘味料の入ったヨーグルトに近い味が出たり、味に違いも出ます。美味しいし面白いですよ。

 

【番外編】オーブンレンジで自家製R1作りに挑戦するも・・・

最後に、オマケでもう一つ。今回オーブンレンジでもR1ヨーグルトを作ってみましたが、これはうまくいかなかった、、、。ただ、やり方次第でヨーグルトができる可能性はあるので、今回の過程が少しでも参考にれば、と思います。それではいってみましょう!

牛乳を100mlほど抜いておく

牛乳を約100ml抜いている

レンジに入るサイズで、キャップが閉められて中身が溢れてこないタイプの900mlサイズの牛乳を使いました。

今回も100ml牛乳を抜いておきます。

R1ヨーグルトと牛乳をかき混ぜる

計量カップにR1ヨーグルトを入れている

計量カップにR1ヨーグルトを入れて、

牛乳とR1ヨーグルトをかき混ぜている

R1ヨーグルトをそのまま牛乳パックの口から注ぎ入れるのは難しいので、計量カップ内で少量の牛乳にR1ヨーグルトを溶かしておきます。

溶かした牛乳とR1ヨーグルトを牛乳パックに入れている

それを牛乳パックに戻し入れます。

牛乳パックを電子レンジに入れた

今回私はオーブンの発酵機能を使いました。オーブンの発酵機能は普通パンなどを作る時に使うんですが、ちょうど40℃の温度から設定できたのでヨーグルト作りにも応用できるんじゃないかと思ったんですね。

ただここからが問題でした。牛乳パックの温度を40~43℃に保ちたいということで、オーブンの設定可能な温度で一番条件に近い40℃を選択し、90分発酵させましたが、中の牛乳の温度が40℃まで上がらない!

って当たり前ですよね、、、。この方法でR1ヨーグルトを作るなら、牛乳の温度が40℃になるような発酵温度(それは明らかに40℃より高いはず)を探す必要があります。

ただ、私の使ってるオーブンの設定可能温度が40℃の次はもう100℃しかなかった、、、。流石に100℃で挑戦するのは危険かと思い、途中で泣く泣くあきらめました。悔しい!

もしも発酵温度を細かく設定できるオーブンレンジを持ってるなら、もちろん慎重にですが、その辺を探ってみてもいいかもしれません。

 

 

 

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