当サイトでは沢山のヨーグルトメーカーを使ってきましたが、タニカのヨーグルティアSは温度調整もできるので、R1ヨーグルトを作る際にベストな43度にも簡単に設定できます。そこで今回はR1とタニカの最強タッグで、ヨーグルトを量産していきたいと思います。
R1ヨーグルトについては当サイトでもかなり詳しく調べていますが、たしかに普通のヨーグルトに比べても免疫力を高める効果が高いことが分かりました。特に毎日食べることが大切なので、この機会に一度作ってみてはいかがでしょうか?
それでは、いってみよう!
R1がインフルエンザに効くって本当?
R1ヨーグルトは免疫機能を活性化させる多糖体を多く含むことが特徴。しかもR1ヨーグルトは普通の免疫細胞ではなく免疫力アップの鍵を握る「NK細胞」を活性化させ、免疫を上げてくれるんです。
実際にインフルエンザに効くのかどうか?は下の記事で徹底的に調べました。
R1ヨーグルトを作るのに必要な材料
ヨーグルティアSの他に準備しておくのはこの2つ。
R1ヨーグルト
当然ですが、まずは種菌となるR1ヨーグルトが必要です!
R1ヨーグルトには固形タイプとドリンクタイプがありますが、どちらを使っても問題なく出来ます。作り方も全く同じ。
私は両方使ってみたんですが、ドリンクタイプで作ったヨーグルトの方が、固形タイプで作ったヨーグルトよりも酸味が少ない気がします。面倒でなければ両方使ってみて好みの方を使うのがいいかなと。
種菌にするR1ヨーグルトがコンビニやスーパーで売り切れてる場合はネットでも購入することができます。
牛乳
牛乳は成分表示の種類別名称に「牛乳」と書かれた成分無調整のものを選ぶと失敗しにくいです。それ以外の物を使うとうまく固まらない場合があるんです。
牛乳の種類とヨーグルトへの向き不向き
ヨーグルティアSの説明書をもとに牛乳の種類と、どの牛乳がヨーグルト作りに使えるのかを表にまとめたのでチェックしてみてくださいね。
牛乳 | ○ | 固まります。種類別が「牛乳」と記載してあるものを選びましょう。 |
---|---|---|
スキムミルク | ○ | 牛乳に一割程加えるとよく固まります。スキムミルクのみでも作れます。 |
加工乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
低脂肪乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
無脂肪乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
成分調整牛乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
低温殺菌牛乳 | △ | 固まらない事があります。沸騰させ30℃以下に冷まして使いましょう。 |
ノンホモ牛乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
乳飲料 | × | 固まりません。 |
無調整豆乳 | ○ | よく固まります。大豆固形分6.5%以上のものを選びましょう。 |
調整豆乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
豆乳飲料 | × | 固まりません。 |
成分表示の「牛乳」や「成分無調整」という単語をチェックして牛乳を選ぶのはもちろんですが、実はパッと見ただけでも「牛乳」か「加工乳(牛乳を加工した商品)」かを見分けることができるんです。
一口メモ - 牛乳と乳飲料の見分け方
牛乳をひと目で見分けるポイントは赤丸の部分。
左が「牛乳」で右が「乳飲料」です。牛乳には「切欠き(きりかき)」というくぼみが付いていて、加工乳には無いんです。このくぼみは目が不自由な方でも判別できるように付けられています。
乳飲料のような加工乳もパッケージは牛乳に似ていることが多いので、なかなか見分けがつきにくいですが、この違いは明確で分かりやすいですね。
自家製R1ヨーグルト量産の流れ
さっそくR1ヨーグルトを作っていきたいんですが、その前に作業の流れだけ確認しておきます。
R1ヨーグルトの作り方は基本的にプレーンヨーグルトの作り方と同じ。ただし保温する時の温度がすこし違います。
R1ヨーグルトの作り方
- 牛乳とR1ヨーグルトを入れてかき混ぜる
- 保温する(43℃)
- 数時間待つ
R1は43℃で保温するのがポイントです。
ヨーグルトメーカーを使った自家製R1の作り方を写真で解説
それではいよいよR1ヨーグルト作り開始!
今回はヨーグルティアSの説明書を参考に作業を進めていきます。
スプーンと容器を消毒する
まず初めに雑菌が繁殖してR1ヨーグルト作りが失敗しないように、台所用洗剤で洗ったヨーグルティアSの容器とヨーグルトスプーンを電子レンジで消毒します。容器にヨーグルトスプーンを入れて、容器の底が隠れるくらいの水を入れ、内蓋を閉めたら消毒開始。大体600Wで1分30秒くらい。
熱湯を回しかけて消毒することもできますが、お湯を沸かすのが面倒なんですよね。レンジで消毒した方が早いし楽!
消毒が終わった容器の中はかなり熱くなってるので気を付けてくださいね。それから消毒した後は出来るだけ雑菌が付かないよう、容器の中身や内蓋をベタベタ触らないようにします。
牛乳を温める
この作業はヨーグルティアSの説明書には書かれていないので必須ではありません。ただ、「ヨーグルト作りがたまに失敗するけど原因が分からない」という方は試してみるとよいと思います。
というわけで牛乳を電子レンジで温めていきます。600Wで1分30秒くらい。この温め時間はあくまで目安ですが、牛乳の温度が常温に戻ってる、もしくは人肌くらいの温かさになっていればOKです。
電子レンジが無ければ、少し時間はかかりますが、牛乳をあらかじめ常温に戻しておいてもいいみたい。
何で牛乳を温めるといいの?
ヨーグルト作りは、種菌となるヨーグルトと牛乳を混ぜて、種菌ヨーグルトに含まれる乳酸菌を発酵させていくんですが、乳酸菌にはそれぞれ発酵しやすい温度があります。
R1ヨーグルトの場合は乳酸菌が発酵しやすい温度は43℃なんですが、冷たい牛乳をいきなりヨーグルトメーカーで温めてもすぐには理想温度まで上がってくれません。
なので事前に牛乳を温めておくと、スムーズに発酵が進み、中身が温まりきらなくて失敗するというリスクも低くなります。
内容器に牛乳とR1ヨーグルトを入れてかき混ぜる
ここからいよいよ牛乳とR1ヨーグルトをかき混ぜていきます!
牛乳と種菌ヨーグルト(R1ヨーグルト)の割合は10対1が目安。今回は1Lの牛乳を使うので投入するR1ヨーグルトは約100gですね。ヨーグルトの量に関しては多少誤差があっても大丈夫。なので固形のR1ヨーグルトは1個112gなんですが、これを全部使っていきます!
R1ヨーグルトのように約100gのカップタイプのヨーグルトは、1リットルの牛乳に対して、丁度一回分の種菌なので楽です。
ヨーグルティアSのスプーンは容器にフィットする作りになってるので、ヨーグルトを残さず綺麗にこそげ取れます。「そんなの大したことじゃない」と思うかもしれませんが、こういう小さなポイントが日々のヨーグルト作りのストレスを減らしてくれるんですよね。
牛乳を少しだけ入れます。
この時牛乳を全部入れてしまうと、容器に牛乳がいっぱいになりヨーグルトを溶かすのが大変になるので、先にヨーグルトを少量の牛乳で溶かしておきます。
種菌のR1ヨーグルトがしっかり混ざってないと、後でヨーグルトが綺麗に固まらない場合があるので、ここでしっかり溶かしておくことが大事。
CHECK
ヨーグルトと牛乳が混ざったら残りの牛乳を入れていきます。
仕上げに軽くかき混ぜて、
容器の蓋を閉めます。
ヨーグルトメーカーにセット
下準備が終わったら容器をヨーグルトメーカーにセットします。
温度を43℃に、タイマーを7時間に設定してあとは待つだけ!
家庭でのヨーグルト作りって温度が1℃違ったからといって失敗するほどシビアなものではないんです。なので、温度調整機能が付いてない安価な牛乳パックタイプのヨーグルトメーカーでもR1ヨーグルトを作ることはできます。
ただ、ヨーグルティアSは細かな温度設定が可能なので、より本物のR1ヨーグルトに近いものを作ることができるのが嬉しいですよね。
自家製R1はこれだけお得
ヨーグルトメーカーでR1ヨーグルトが作れるということが分かった所で、R1ヨーグルトを自作すると、普通に買うのと比べてどれくらい安くなるんでしょうか?!
4人家族でひとり1日1個のR1ヨーグルトを食べるとして計算してみます。牛乳は190円、種菌のR1ヨーグルトは128円とすると、まず、市販のR1ヨーグルトを買って食べた場合1カ月に128円×4個×30日=15,360円かかります。ヨーグルト代だけで15,000円はだいぶ家計も苦しいですよね。
これをヨーグルトメーカーを使って自宅でR1ヨーグルトを作った場合は190円×15本+128+70円=3,048円。ヨーグルトメーカーを使ってR1ヨーグルトを作れば、普通に買うのに比べて月に15,360-3,048=12,312円もお得になります。