せっかくヨーグルトメーカーを購入するなら機能はもちろんですが、やっぱり見た目もオシャレな物を選びたいですよね。そんな欲張りな要求にもバッチリ答えてくれるのが、「ビタントニオVYG-20(以下ビタントニオで統一しますね)」です。
ビタントニオは他のヨーグルトメーカーに比べてデザインに高いこだわりが感じられるだけでなく、機能面でも発酵食品から低温調理までどんと来い。これ以上ないくらい全てが詰め込まれたヨーグルトメーカーなんです。今回はそんなビタントニオを、ヨーグルト作りを通して徹底レビューしたいと思います!
ビタントニオの特徴
デザイン抜群のビタントニオ
ヨーグルトメーカーって家庭的なデザインの物がほとんどですが、そんな中ビタントニオはどのヨーグルトメーカーよりもスタイリッシュで、キッチンに立つテンションを上げてくれます。
「ビタントニオ」はデザインにこだわり抜いた調理器具のブランドで、ヨーグルトメーカー以外にもオシャレで面白いグッズがたくさんあるのでぜひチェックしてみてくださいね。
見た目だけじゃない!オマケと言わせない機能性
ビタントニオは見た目だけでなく、機能も他のヨーグルトメーカーと比べて引けを取りません。甘酒に麹、フルーツビネガーといった発酵食品はもちろん、30分〜99時間のタイマーと25~70℃の幅広い温度設定で、お肉などの低温調理にも対応しています。
「99時間のタイマーなんて一体何に使えばいいんだ」と思うかもしれませんが、それだけ長時間あることで酵母やぬか床などが作れるんです。
牛乳パックでヨーグルトを作る「牛乳パックタイプ」のヨーグルトメーカーは、ヨーグルト作りメインの設計で機能が最低限に抑えられた物も多いです。その点、ビタントニオはデザイン性と機能性をしっかり兼ね備えていて、満足度の高いヨーグルトメーカーになっています。
付属容器はガラス製
基本は牛乳パックを使ってヨーグルトを作りますが、ビタントニオにはヨーグルトや甘酒などの発酵食品作りや、低温調理に対応したガラス容器が付属しています。ガラス製なので、におい移りや菌移りの心配が無く衛生的です。容器で作った発酵食品をそのまま冷蔵庫で保存できるのも嬉しい。
そしてガラスや陶器で作ったヨーグルトって、実はプラスチック製の容器や牛乳パックで作ったヨーグルトよりも美味しいんです。ヨーグルト作りに慣れてきたらぜひ一度試してみてください。
ビタントニオの開封作業
ビタントニオの特徴を掴んだら早速開封です!
牛乳パックタイプのヨーグルトメーカーなだけあって、箱も割とコンパクトですが、思ったよりずっしりしてて重い。
まず一番上に保証書などの紙類が入った袋が。
「取扱説明書」と「使用前の注意事項」、「付属のガラス容器の取り扱い方」、「飲むヨーグルトの作り方」について書かれています。
その下にヨーグルトメーカーが入ってるんですが、梱包がすごくしっかりされてました。付属品のヨーグルトスプーンと牛乳パック用の蓋が発泡スチロールの側面に埋め込まれています。
セット内容は全部でこんな感じ。ヨーグルトメーカー本体は牛乳パックを一回りくらい大きくしたようなサイズです。このビタントニオを含めて、牛乳パックタイプは縦長なので、置き場所も比較的融通が利きます。
そしてステンレス製の本体は見た目に高級感があってスマートです。ヨーグルトメーカーを一台置くことで場所は取られるけど、そこにあった方が空間がオシャレになるマジック。
付属品は計量スプーン(1杯25g)、牛乳パック用の蓋とガラス容器(容量800ml)の3つ。利便性を追求するなら別ですが、一応はこのセットさえあればヨーグルト作りに困ることはないです。
このガラス容器の蓋がすごく開けやすいんです。ちょっと捻っただけでパカっと開く。細かい所まで作業しやすいように考えられてる感じがとても良いです。
付属の計量スプーンは、私が気に入って使ってる「たっぷりすくえるヨーグルトスプーン」と同じくらいの大きさで、長さ約30cm。これだけ長さがあると、牛乳パック内でも余裕を持ってかき混ぜることが出来ます。ただスプーンの先が丸いので、牛乳パックの底にたまったヨーグルトをすくうには少しコツがいりそう。
それから取り扱い説明書の中に全32品目のレシピページがありました。レシピページには注意点や調理のポイントがしっかり書かれているし、器具の使い方も丁寧に説明されていて、読みやすい。
また、取り扱い説明書の裏側に保証書がありました。正常な状態で保証期間中に故障した場合の無償修理が一年保障で付いてきます。
ビタントニオでヨーグルト作りスタート
いよいよメインイベント!実際にヨーグルトを作ってみたいと思います。種菌はR1ヨーグルトを使っていきます。
スプーンと牛乳パック用の蓋を消毒する
まず初めに、雑菌が繁殖してヨーグルト作りが失敗しないように、台所用洗剤で洗った計量スプーンと牛乳パック用の蓋を2〜3分熱湯に浸け置いて消毒します。
計量スプーンと牛乳パック用の蓋の耐熱温度については書かれていませんが、沸騰消毒すると変形する場合があるようなので注意です。電子レンジでの加熱もNGとのこと。
CHECK
牛乳を常温に戻す
ヨーグルトメーカーの説明書の中には、牛乳の温度について触れてない物も多いですが、ビタントニオの説明書には「牛乳は、常温(目安:15〜25℃)に戻しておく」と明記されています。
なので電子レンジで約1分30秒くらい温めます。温め時間はあくまで目安ですが、牛乳が人肌くらいの温かさになっていればOK。電子レンジが無ければ、少し時間はかかりますが、牛乳をあらかじめ常温に戻しておいても構いません。
何で牛乳を温めるといいの?
ヨーグルト作りは、種菌となるヨーグルトと牛乳を混ぜて、種菌ヨーグルトに含まれる乳酸菌を発酵させていくんですが、乳酸菌にはそれぞれ発酵しやすい温度があります。
市販のプレーンヨーグルトの場合は乳酸菌が発酵しやすい温度は約40℃(R-1は約43℃)なんですが、冷たい牛乳をいきなりヨーグルトメーカーで温めてもすぐには発酵に理想の温度まで上がってくれません。
なので事前に牛乳を温めておくと、スムーズに発酵が進み、中身が温まりきらなくて失敗するというリスクが低くなります。
ここでもう一つ注意しておきたいのが、「温かいほどいい」と思って牛乳を温めすぎないこと!60℃以上の環境では乳酸菌が死んでしまうので、牛乳の温めすぎも失敗の原因になるんです。
コップ1杯分の牛乳を抜く
牛乳パックにそのまま種菌を入れると溢れてしまうので、ここで牛乳パックから種菌分のスペースが空くように、約100mlほどの牛乳を抜いておきます。
今回は分かりやすさ重視で計量カップを使いましたが、実際ヨーグルトを作るときは、大体コップ一杯くらいの感覚で牛乳を抜くだけでも大丈夫です。
牛乳パックにR1ヨーグルトを入れてかき混ぜる
牛乳と種菌ヨーグルト(R1ヨーグルト)の割合は10対1が目安です。今回は900mLの牛乳を使うので投入するR1ヨーグルトは約90gとなりますが、ヨーグルトの量に関しては多少誤差があっても大丈夫なので、R1ヨーグルト1個100gを全部使っていきます。
R1ヨーグルトのように約100gのカップタイプのヨーグルトは、約1リットルの牛乳に対して、丁度一回分の種菌になるので軽量の手間が省けます。
今回はヨーグルトの計量はしませんでしたが、ブルガリアヨーグルトなどの大容量のヨーグルトを使う場合は、この1杯25gの計量スプーンが使えます。
R1ヨーグルトが牛乳に溶けるように、よくかき混ぜます。付属スプーンは約30cmと牛乳パックの中に入れても長さに余裕があるので、かき混ぜやすいです。
ヨーグルトメーカーにセットする
あとは牛乳パックの口を閉じて、ヨーグルトメーカーにセットするだけ。
ビタントニオにはオートメニューがついており、「プレーンヨーグルト(40℃)」、「カスピ海(27℃)」、「甘酒(60℃)」、「塩麴(60℃)」の4種類ならボタン一つで操作できます。ただ今回種菌に使ったR1ヨーグルトの発酵しやすい温度が約43℃なので、マニュアルモードに切り替えて温度設定していきます。
温度を43℃に、
タイマーを7時間に設定して
スタートボタンを押したら完成するのを待つだけ。
自家製R1ヨーグルト完成&試食タイム
7時間後、完成したR1ヨーグルトがこちら。しっかり固まってます。ホエーは少し出てました。
食べてみると市販のR1ヨーグルトよりも若干サラッとしてます。割と酸味が強めで甘味を加えて食べた方が食べやすいかなという感じがします。
ヨーグルト作りが楽しくなるヨーグルトメーカー
今まで色んなヨーグルトメーカーを使ってきましたが、ビタントニオはダントツにオシャレです。見た目が良いからかヨーグルト作りが楽しくなるのが嬉しい。
ヨーグルト作りってつい面倒になって実は続けるのも難しかったりするのですが、今回ビタントニオを使ってみて、「続けたい」という気分にしてくれるのがすごいなと思ったり。お気に入りのヨーグルトメーカーになりました。