風邪やインフルエンザ対策にもいいと大人気のR1ヨーグルト。体調管理にいい上に味も美味しいし、上手く生活に取り入れたいヨーグルトですよね。というわけで今回は、そんなR1ヨーグルトを使いやすさ抜群の「ヨーグルティアS」で増殖させていきます!
R1ヨーグルトの作り方はプレーンヨーグルトとほぼ同じで超簡単。ヨーグルト作りを成功させるためのポイントも交えて紹介してるので、ぜひ一度確認してみてください。
R1ヨーグルトの特徴
明治の「プロビオヨーグルト」の代表格
R1ヨーグルトは通常のヨーグルトに備わる整腸効果に加え、更に新しい健康価値をプラスした「明治プロビオヨーグルト」シリーズ3種類の内の1つです。
R1ヨーグルトには、6000種類以上ある明治の乳酸菌ライブラリーの中から選び抜かれた「R-1乳酸菌」が使われており、風邪やインフルエンザにかかりにくくなる効果が期待できます。
R1以外のプロビオヨーグルトはこちら
プロビオヨーグルトの中で一番最初に発売されたのが、ピロリ菌対策や胃の不調に効果的な「LG-21」。発売後すぐに大ヒットした伝説的商品。
プロビオヨーグルトの中で一番最後、3番目に発売されたのが「PA-3」。こちらはプリン体に働きかけて尿酸値の上昇を抑えてくれるヨーグルトです。
R-1乳酸菌って?
R-1乳酸菌には、免疫細胞の中でも重要な役割を果たす「NK細胞」を活性化する働きがあるとされています。そのためR-1乳酸菌の入ったR1ヨーグルトを食べると免疫が強化され、風邪やインフルエンザにかかりにくくなるとのこと。
さっぱりした食べやすい味付け
R1ヨーグルトは酸味が優しく、すっきりした味の食べやすいヨーグルトです。
R1ヨーグルト増殖に必要な物3つ
ヨーグルトメーカー
ここをご覧の皆様はお持ちかと思いますが、まずはヨーグルトメーカーが必要です。今回は「ヨーグルティアS」を使っていきます。
日本で初めてヨーグルトメーカーを作ったタニカ製なだけあって、他のヨーグルトメーカーと比べても使いやすさが徹底された作りになっています。
R1ヨーグルト
R1ヨーグルトには固形タイプとドリンクタイプがありますが、どちらを使っても問題なく出来ます。作り方も全く同じですが、今回はベーシックに固形タイプを使ってヨーグルトを作りたいと思います。
ネットでは1個単位の購入はできないのですが、箱買いならアマゾンや楽天でも可能です。スーパーやコンビニで売り切れてる場合はチェックしてみてください。
牛乳
牛乳は成分表示の種類別名称に「牛乳」と書かれた成分無調整のものを選ぶと失敗しにくいです。それ以外の物を使うとうまく固まらない場合があります。
牛乳の種類とヨーグルトへの向き不向き
ヨーグルトメーカーの説明書をもとに牛乳の種類と、どの牛乳がヨーグルト作りに使えるのかを表にまとめたのでチェックしてみてくださいね。
牛乳 | ○ | 固まります。種類別が「牛乳」と記載してあるものを選びましょう。 |
---|---|---|
スキムミルク | ○ | 牛乳に一割程加えるとよく固まります。スキムミルクのみでも作れます。 |
加工乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
低脂肪乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
無脂肪乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
成分調整牛乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
低温殺菌牛乳 | △ | 固まらない事があります。沸騰させ30℃以下に冷まして使いましょう。 |
ノンホモ牛乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
乳飲料 | × | 固まりません。 |
無調整豆乳 | ○ | よく固まります。大豆固形分6.5%以上のものを選びましょう。 |
調整豆乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
豆乳飲料 | × | 固まりません。 |
成分表示の「牛乳」や「成分無調整」という単語をチェックして牛乳を選ぶのはもちろんですが、実はパッと見ただけでも「牛乳」か「加工乳(牛乳を加工した商品)」かを見分けることができるんです。
一口メモ - 牛乳と乳飲料の見分け方
牛乳をひと目で見分けるポイントは赤丸の部分。
左が「牛乳」で右が「乳飲料」です。牛乳には「切欠き(きりかき)」というくぼみが付いていて、加工乳には無いんです。このくぼみは目が不自由な方でも判別できるように付けられています。
乳飲料のような加工乳もパッケージは牛乳に似ていることが多いので、なかなか見分けがつきにくいですが、この違いは明確で分かりやすいですね。
R1ヨーグルト増殖の流れ
R1ヨーグルトの増殖の流れを大まかに確認しておきます。
R1ヨーグルトの作り方
- 牛乳とR1ヨーグルトを入れてかき混ぜる
- 保温する(43℃)
- 数時間待つ
たったこれだけでR1ヨーグルトが完成します。
R1ヨーグルト増殖スタート
それではいよいよヨーグルトを作っていきたいと思います!
今回はヨーグルティアSの説明書を参考に作業を進めていきます。
スプーンと容器を消毒する
まず初めに雑菌が繁殖してヨーグルト作りが失敗しないように、台所用洗剤で洗ったヨーグルティアSの容器とヨーグルトスプーンを電子レンジで消毒します。容器にヨーグルトスプーンを入れて、容器の底が隠れるくらいの水を入れ、内蓋を閉めたら消毒開始。大体600Wで1分30秒くらい。
熱湯を回しかけて消毒することもできますが、お湯を沸かすのが面倒なんですよね。レンジで消毒した方が早いし楽!
消毒が終わった容器の中はかなり熱くなってるので気を付けてくださいね。それから消毒した後は出来るだけ雑菌が付かないよう、容器の中身や内蓋をベタベタ触らないようにします。
牛乳を温める
この作業はヨーグルティアSの説明書には書かれていないので必須ではありません。ただ、「ヨーグルト作りがたまに失敗するけど原因が分からない」という方は試してみるとよいと思います。
というわけで牛乳を電子レンジで温めていきます。600Wで1分30秒くらい。この温め時間はあくまで目安ですが、牛乳の温度が常温に戻ってる、もしくは人肌くらいの温かさになっていればOKです。
電子レンジが無ければ、少し時間はかかりますが、牛乳をあらかじめ常温に戻しておいても構いません。
何で牛乳を温めるといいの?
ヨーグルト作りは、種菌となるヨーグルトと牛乳を混ぜて、種菌ヨーグルトに含まれる乳酸菌を発酵させていくんですが、乳酸菌にはそれぞれ発酵しやすい温度があります。
市販のプレーンヨーグルトの場合は乳酸菌が発酵しやすい温度は約40℃(R-1は約43℃)なんですが、冷たい牛乳をいきなりヨーグルトメーカーで温めてもすぐには発酵に理想の温度まで上がってくれません。
なので事前に牛乳を温めておくと、スムーズに発酵が進み、中身が温まりきらなくて失敗するというリスクが低くなります。
ここでもう一つ注意しておきたいのが、「温かいほどいい」と思って牛乳を温めすぎないこと!60℃以上の環境では乳酸菌が死んでしまうので、牛乳の温めすぎも失敗の原因になるんです。
内容器に牛乳とR1ヨーグルトを入れてかき混ぜる
ここからいよいよ牛乳とR1ヨーグルトをかき混ぜていきます!
牛乳と種菌ヨーグルト(R1ヨーグルト)の割合は10対1が目安。今回は1Lの牛乳を使うので投入するR1ヨーグルトは約100gですね。ヨーグルトの量に関しては多少誤差があっても大丈夫。固形のR1ヨーグルトは1個112gなので、これを全部使っていきます。
R1ヨーグルトのような約100gのカップタイプのヨーグルトは、約1リットルの牛乳に対して、丁度一回分の種菌になるので軽量の手間が省けます。
ここで少しだけ牛乳を入れてかき混ぜます。この時牛乳を全部入れてしまうと、容器に牛乳がいっぱいになりヨーグルトを溶かすのが大変になるので、先にヨーグルトを少量の牛乳で溶かしておきます。
種菌のR1ヨーグルトがしっかり混ざってないと、後でヨーグルトが綺麗に固まらない場合があるので、ここでしっかり溶かしておくことが大事。
CHECK
ヨーグルトと牛乳が混ざったら残りの牛乳を加え、仕上げに軽くかき混ぜます。
あとはヨーグルトメーカーに容器をセットして、温度を43℃に、タイマーを7時間に設定して待つだけ!
R1ヨーグルト完成!&試食タイム
7時間後、R1ヨーグルトが完成しました!元々のR1ヨーグルトに比べて少しゆるい感じがしますが、ちゃんと固まりました。
食べてみると結構酸味が強い。これは甘味を加えて食べた方が食べやすいかもしれません。食感はちゃんと固形感があるので食べ応えはある感じ。
まとめ
ところで、増殖したR1ヨーグルトは本当に市販のR1ヨーグルトと同じなのか気になる方もいらっしゃると思います。その点について明治の公式ホームページには「一般家庭ではこの商品と同等量のEPS(多糖体)を作り出すことができないと考えられます。」とありました。
R1ヨーグルトを増殖することは可能でも、ヨーグルトメーカーでは完全に再現することはできないみたい、、、。なので、R1ヨーグルト本来の効果をどれほど再現できるかは分かりません。
だけどこういうのって気持ちの問題も大きいかと思うので、「自分はR1ヨーグルトを食べてるんだから大丈夫」という気持ちで冬場を乗り切っていけたらいいですよね。