免疫力アップにいいとされるラクトフェリン。柔らかい口当たりと食べやすい味付けも相まってスーパーでも人気のヨーグルトです。今回はそのラクトフェリンを、スタイリッシュなビタントニオのヨーグルトメーカーで増殖したいと思います!
トリプルヨーグルトの作り方はプレーンヨーグルトと同じで超簡単。ヨーグルト作りを成功させるためのポイントも交えて紹介してるので、ぜひチェックしてみてください。
ラクトフェリンの特徴
ラクトフェリンって?
「ラクトフェリン」は全ての人の身体に存在するタンパク質です。ラクトフェリンは母乳に多く含まれ、生まれたての乳児を守る役割を果たしているとのこと。他にもお腹の中のビフィズス菌を増やして、免疫力を高めるなど、様々な方面から健康をサポートしてくれています。
さっぱりとした甘さで食べやすい
ラクトフェリンは酸味が少なく、スッキリとした甘さの食べやすいヨーグルトです。
医師も推奨するヨーグルト
森永乳業のアンケートによると、医師175人のうち90%が、「美味しくてラクトフェリンを継続的に摂ることをお勧めしたい」と感じたとのこと。
ラクトフェリン増殖に必要な物3つ
ヨーグルトメーカー
ここをご覧の皆様はお持ちかと思いますが、まずはヨーグルトメーカーが必要です。今回はビタントニオの「VYG-20」を使っていきます。
ビタントニオは「丁寧な暮らしを楽しむ人」のために向けられたブランドなだけあって、この「VYG-20」もヨーグルト作りが楽しみになるようなお洒落な色合いとフォルムのヨーグルトメーカーです。
ラクトフェリン
ラクトフェリンには固形タイプとドリンクタイプがありますが、どちらを使っても問題なく出来ます。作り方も全く同じですが、今回はベーシックに固形タイプを使ってヨーグルトを作りたいと思います。
ネットでは1個単位の購入はできないのですが、箱買いならアマゾンや楽天でも可能です。スーパーで売り切れてる場合はチェックしてみてください。
牛乳
牛乳は成分表示の種類別名称に「牛乳」と書かれた成分無調整のものを選ぶと失敗しにくいです。それ以外の物を使うとうまく固まらない場合があります。
牛乳の種類とヨーグルトへの向き不向き
ヨーグルトメーカーの説明書をもとに牛乳の種類と、どの牛乳がヨーグルト作りに使えるのかを表にまとめたのでチェックしてみてくださいね。
牛乳 | ○ | 固まります。種類別が「牛乳」と記載してあるものを選びましょう。 |
---|---|---|
スキムミルク | ○ | 牛乳に一割程加えるとよく固まります。スキムミルクのみでも作れます。 |
加工乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
低脂肪乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
無脂肪乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
成分調整牛乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
低温殺菌牛乳 | △ | 固まらない事があります。沸騰させ30℃以下に冷まして使いましょう。 |
ノンホモ牛乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
乳飲料 | × | 固まりません。 |
無調整豆乳 | ○ | よく固まります。大豆固形分6.5%以上のものを選びましょう。 |
調整豆乳 | △ | 固まりが弱かったり分離することがあります。 |
豆乳飲料 | × | 固まりません。 |
成分表示の「牛乳」や「成分無調整」という単語をチェックして牛乳を選ぶのはもちろんですが、実はパッと見ただけでも「牛乳」か「加工乳(牛乳を加工した商品)」かを見分けることができるんです。
一口メモ - 牛乳と乳飲料の見分け方
牛乳をひと目で見分けるポイントは赤丸の部分。
左が「牛乳」で右が「乳飲料」です。牛乳には「切欠き(きりかき)」というくぼみが付いていて、加工乳には無いんです。このくぼみは目が不自由な方でも判別できるように付けられています。
乳飲料のような加工乳もパッケージは牛乳に似ていることが多いので、なかなか見分けがつきにくいですが、この違いは明確で分かりやすいですね。
ラクトフェリン増殖の流れ
ラクトフェリンの増殖の流れを大まかに確認しておきます。
ラクトフェリンの作り方
- 牛乳とラクトフェリンを入れてかき混ぜる
- 保温する(40℃)
- 数時間待つ
たったこれだけでラクトフェリンヨーグルトが完成します。
ラクトフェリン増殖スタート
それではいよいよヨーグルトを作っていきたいと思います!
今回はビタントニオ「VYG-20」の説明書を参考にして作業を進めていきます。
スプーンを消毒する
まず初めに、雑菌が繁殖してヨーグルト作りが失敗しないように、台所用洗剤で洗ったヨーグルトスプーンをさらに熱湯消毒します。熱湯に2、3分浸け置く、もしくは熱湯をまわしかけるだけでも大丈夫です。
CHECK
牛乳を常温に戻す
次に牛乳を温めます。600Wで1分30秒くらいです。温め時間はあくまで目安ですが、牛乳の温度が常温に戻ってる、もしくは人肌くらいの温かさになっていればOK。電子レンジが無ければ、少し時間はかかりますが、牛乳をあらかじめ常温に戻しておいても構いません。
何で牛乳を温めるといいの?
ヨーグルト作りは、種菌となるヨーグルトと牛乳を混ぜて、種菌ヨーグルトに含まれる乳酸菌を発酵させていくんですが、乳酸菌にはそれぞれ発酵しやすい温度があります。
市販のプレーンヨーグルトの場合は乳酸菌が発酵しやすい温度は約40℃(R-1は約43℃)なんですが、冷たい牛乳をいきなりヨーグルトメーカーで温めてもすぐには発酵に理想の温度まで上がってくれません。
なので事前に牛乳を温めておくと、スムーズに発酵が進み、中身が温まりきらなくて失敗するというリスクが低くなります。
ここでもう一つ注意しておきたいのが、「温かいほどいい」と思って牛乳を温めすぎないこと!60℃以上の環境では乳酸菌が死んでしまうので、牛乳の温めすぎも失敗の原因になるんです。
コップ1杯分の牛乳を抜く
牛乳パックにそのまま種菌を入れると溢れてしまうので、ここで牛乳パックから種菌分のスペースが空くように、約100mlほどの牛乳を抜いておきます。
今回は分かりやすさ重視で計量カップを使いましたが、実際ヨーグルトを作るときは、大体コップ一杯くらいの感覚で牛乳を抜くだけでも大丈夫です。
牛乳パックにラクトフェリンを入れてかき混ぜる
牛乳と種菌ヨーグルト(ラクトフェリン)の割合は10対1が目安です。今回は900mLの牛乳を使うので投入するラクトフェリンは約90gとなりますが、ヨーグルトの量に関しては多少誤差があっても大丈夫なので、ラクトフェリン1個112gを全部使っていきます。
ラクトフェリンのような約100gのカップタイプのヨーグルトは、約1リットルの牛乳に対して、丁度一回分の種菌になるので軽量の手間が省けます。
トリプルヨーグルトが牛乳に溶けるように、よくかき混ぜます。ビタントニオ「VYG-20」にもスプーンが付属していますが、少し柔らかめの素材で、かき混ぜる時にスプーンがしなって、ちょっとやりにくい。なので今は「たっぷりすくえるヨーグルトスプーン」を使ってます。画像を見ても分かるように余裕をもって簡単にかき混ぜることができます。
ヨーグルトメーカーにセットする
牛乳パックの口をキャップやクリップで閉じて、ヨーグルトメーカーにセット。温度を40℃、タイマーを7時間に設定して後は待つだけです。
トリプルヨーグルト完成!&試食タイム
7時間後、トリプルヨーグルトが完成しました!表面から中までしっかり固まっています。ホエイは少し出てました。
食べてみると酸味が少なく食べやすい。牛乳のコクも感じられます。食感はもったりしており、市販のトリプルヨーグルトに割と近いです。
まとめ
お家でヨーグルトを増殖すると酸味が強く出ることも多いのですが、今回のトリプルヨーグルトはちょうどいい酸味で食べやすかったです。
もったりした食感で、ヨーグルトの密度が濃いので、水切りしてギリシャヨーグルトにしても美味しいかもしれません。