ギリシャヨーグルト作りに活躍してくれる水切りポット。
市販のギリシャヨーグルトは値段が高めですが、お家で水切りポットを使って自作してしまえばお得です。フィルターを使って濾すだけなので、すごく簡単にできるんですよ。
今回はアマゾンで人気の水切りポットの中で、どれが一番使いやすいのか、じっくり検証していきたいと思います!
水切りポットの種類
水切りポットには、キッチンペーパーが必要なタイプと、そうでないタイプの2タイプがあります。
まずはキッチンペーパーが必要ないタイプから見ていきます!
曙産業 水切りヨーグルトができる容器
「水切りヨーグルトができる容器」はアマゾンレビュー250件超えの人気商品です。最大500gまで水切り可能で、市販の大容量ヨーグルト(明治ブルガリアヨーグルトは400gです)も1パックまるごと水切りできます。レビューには使いやすいというコメントも多いです。
レシピブックと取扱説明書が充実しており、レシピブックにはホエイやギリシャヨーグルトを活用したレシピが10種類も載ってます。小さなリングでまとめられてるのも可愛いです。
水切り具合の表も付いてるので、簡単に好みの硬さのギリシャヨーグルトを作ることができます。
本体の大きさはブルガリアヨーグルトを少し大きくしたような感じ。コンパクトなので、冷蔵庫のメインの棚や飲み物コーナーなどどこにでも置けますよ。
見やすい目盛が付いてます。取れたホエイの量のチェックができるので、ヨーグルトの仕上がりをコントロールしやすいです。
肝心のフィルター部分ですが、他の水切りポットに比べて少し面積が小さい印象があります。横の部分もフィルターだったらなお良いのに、という感じ。
また、フタ・水切りザルは耐熱温度120度、容器は耐熱温度100度で、食洗機にも対応しています。
あとこれは実際使ってて思うことですが、使い終わって洗う時、フィルターの一番底、十字の格子部分にこびりついたヨーグルトをとるのが若干面倒です。
パール金属 ギリシャテイスト ヨーグルトメーカー
続いて2つ目はパール金属の「ギリシャテイスト ヨーグルトメーカー」。水切りできる量は最大450g。市販の大容量ヨーグルト1パック分の水切りはできますが、「水切りヨーグルトができる容器」に比べると容量が少し少ないです。
牛乳パックの形をしております。「水切りヨーグルトができる容器」がコンパクトなので、それに比べると少し大きさが目立ちます。
大体牛乳パックと同じ大きさで、冷蔵庫の中では飲み物コーナーに保管するのが一番便利です。
フィルターの面積は「水切りヨーグルトができる容器」に比べて大きいです。底面も側面もできる限りヨーグルトが触れる面積が大きくなるよう作られてます。フィルターの面積が大きいほど速く、しっかり水切りできるので、ここは嬉しいポイントです。
食洗機対応については、フタと水切りザルはOKですが、容器は耐熱温度が70度なので変形する恐れがあるとのこと。
キッチンペーパーが必要な水切りポット
ここからはキッチンペーパーでヨーグルトを濾すタイプの水切りポットをご紹介します。
発酵食堂 水切りヨーグルトポット
見た目はちょっと底の深い正方形のタッパーみたいな感じで450gまで水切りできます。
大きさはブルガリアヨーグルトより若干大きいかなというくらい。タッパーのように冷蔵庫内で重ね置きすることができるので便利です。
このザルの上にキッチンペーパーを敷いてヨーグルトを水切りするわけですね。
上で紹介した2つに比べてザルがコンパクトな感じがします。
容器は透明では無いですが目盛りもばっちりついてます。
説明書にフタ・容器共に食洗機で洗えると明記されています。
アマゾンで人気の水切りポット3つを比較
それではさっそくこの3つを使ってヨーグルトを水切りしていきます!
今回水切りするヨーグルトは市販のブルガリアヨーグルト、1パック400gです。ヨーグルトスプーンは「たっぷりすくえるヨーグルトスプーン」を使います。
曙産業 水切りヨーグルトができる容器
まずは「水切りヨーグルトができる容器」から。
フィルターにヨーグルトを投入していきます。
これで400g全部なんですが、最大容量500gというだけあって結構余裕があります。
3時間後、水切り終了です。120g程ホエイが溜まっています。
1個上の画像と比べると、ヨーグルトのかさが減っていて、水分が抜けた感じはありますね。
取れたホエイは114gでした。
パール金属 ギリシャテイスト ヨーグルトメーカー
続いて牛乳パック型の「ギリシャテイスト ヨーグルトメーカー」。
ヨーグルトを投入していきます。
400g全部入れました。最大容量は450gということでまだ余裕はあります。
3時間後に水切り終了。目盛りがないので取れたホエイの量が分かりにくいのがちょっと残念です。
上の画像と比べてみると結構水分が抜けた感じがします。ヨーグルトの量がごっそり減ってます。
取れたホエイは150gで「水切りヨーグルトができる容器」と比べるとけっこう差があります。下の食べ比べの部分に詳しく書いてますが、これだけ差があると、食べた時の食感も結構変わってくるんです。
発酵食堂 水切りヨーグルトポット
最後はキッチンペーパーを敷くタイプ。
フィルターにのせたキッチンペーパーの上にヨーグルトをのせていきます。
400g投入してだいぶ一杯になりました。容量は450gなので一応あと50gの余裕はありますが、ギリギリ。
3時間後、水切り終了です。200g近く溜まってる?
違いが分かりにくいですが、水分が抜けてヨーグルトが硬くなったような感じ。
取れたホエイは152gでした。「ギリシャテイスト ヨーグルトメーカー」と比べると僅差ですが、3つの中で一番ホエイが抜けました。
ホエイの量で固さが変わる!ヨーグルト食べ比べ
肝心の味はどうなの?ということでさっそく食べ比べです!
左から「水切りヨーグルトができる容器」「水切りヨーグルトポット」「ギリシャテイスト ヨーグルトメーカー」の順で並んでいます。
まず一番左の「水切りヨーグルトができる容器」。これはだいぶゆるいです。単体で食べると濃縮されているのは分かるんですが、右2つと比べるともう少し濃度が欲しいと思います。ゆるいし薄いです。
右の2つは正直ほぼ変わらないかなと思います。2gというホエイの違いを認識するのはなかなか難しい。
おすすめはパール金属の水切りポット
実際に使ってみた上で、3つの水切りグッズの特徴をまとめます。
最大容量 | 抜けたホエイ量 | |
---|---|---|
曙産業 水切りヨーグルトができる容器 | 500g | 114g |
パール金属 ギリシャテイスト ヨーグルトメーカー | 450g | 150g |
発酵食堂 水切りヨーグルトポット | 450g | 152g |
曙産業 水切りヨーグルトができる容器
コンパクトで水切りできる量が多いのが魅力的。でもフィルター部分が小さいからか水分の抜けが弱いのと、他の2つよりフィルターの汚れを落としにくいのが残念ポイント。
パール金属 ギリシャテイスト ヨーグルトメーカー
しっかり水切りできるし手洗いも簡単。ただ縦長なので、冷蔵庫内での置き場所が限られるのと、容器は食洗機に対応していないのが残念ポイント。
発酵食堂 水切りヨーグルトポット
水切り能力もあってコンパクト、手洗いの簡単さ、食洗機対応と全部いいんですが、キッチンペーパーを敷くのが少し面倒かも。
すべて考慮した結果、「ギリシャテイスト ヨーグルトメーカー」がバランスが取れているかなと思います。
製作費300円!自家製水切りポットの紹介
今回市販の水切りグッズを比較してますが、普段私は自家製の水切りポットを使ってギリシャヨーグルトを作ることが多いです。1リットルのヨーグルトを水切りしたいのと、冷蔵庫をできるだけ占領したくないからです。
100均のタッパー2つと水切りガーゼを使っているので、材料費は300円!
2つのタッパーを重ねて使います。上のタッパーに穴を開けて、下のタッパーにホエイが溜まる構造です。
上のタッパーにはドリルで穴をあけています。この上にガーゼを敷いてヨーグルトをのせれば水切りできます。
上のタッパーは容量1.54L、下は容量1L。本当は上のタッパーも1Lでいいんだけど、ガーゼがあるので大きめをチョイス。この大きさで1Lのヨーグルトが水切りできます。
実際に使ってみます
約900gのヨーグルトを投入します。
全部のせても、まだだいぶ余裕があります。
3時間後、ギリシャヨーグルトが出来上がりました。
ホエイはこんな感じで溜まっています。500mlくらいかな?
ドリルで穴をあけるのが少し大変かもですが、自家製水切りポットもおすすめです!
【追記】ガーゼよりキッチンペーパーが使いやすい
今まで1L分のギリシャヨーグルトを作るのに、キッチンペーパーでは足りないと思ってガーゼを使ってきましたが、試しにキッチンペーパーを使った所、1枚で1Lのヨーグルトが問題なく水切りできました。
水切りにガーゼを使うと、こびりついたヨーグルトを取るのや、ガーゼを洗うのが手間。ですがキッチンペーパーを使えば、簡単にヨーグルトが取れるし、使い終わったら捨てればいいので楽です。自家製水切りポットで水切りするなら、ガーゼよりもキッチンペーパーを使うのも便利かと思います。
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