お家でR1ヨーグルトを作る時は、ドリンクタイプを使うと固形のR1に比べて酸味が少なく食べやすいヨーグルトができるのをご存知ですか?さらにドリンクタイプは固形に比べて少し手軽にできるので、私はR1を作る時はいつもドリンクタイプを種菌にしています。
そこで今回は、今発売されているR1ドリンクタイプ全種類(ノーマル、低カロリー、ブルーベリー、ストロベリー、フルーツミックス)に加え、一応、固形のR1も加えた全6種類を種菌にして味比べ。R1を作るのにベストな種菌を徹底的に調査します。それではスタート!
R1ドリンクタイプを種菌にするメリット2つ
その1 ドリンクタイプで作ると、酸味が抑えられて食べやすい
ドリンクタイプで量産したヨーグルトは、固形タイプに比べて酸味が少なく食感がなめらかです。食べてすぐ違いが分かるくらいに差があります。
ちなみにドリンクタイプで作ったヨーグルトだからといって出来上がりは液状にはならず、固形タイプと同じ硬さのヨーグルトになります。
その2 固形タイプよりドリンクタイプの方が作るのが楽
牛乳と種菌を混ぜる時、液体のドリンクタイプは牛乳に簡単に溶けるのでかき混ぜるのが楽です。
6種類のR1比較方法
今回は一度に8つのヨーグルトを発酵できるヨーグルトメーカー『アイリスオーヤマ PYG-15-A』を使ってR1を増殖させていきます。
R1ヨーグルトの作り方は基本的に普通のヨーグルトと同じですが、保温する時の温度が普通のヨーグルト40℃に対して、R1は43℃に設定します。しかし今回のヨーグルトメーカーは細かい温度調整ができないので、41℃で7時間発酵させます。
詳しいR1の作り方はこちらのリンクをご覧ください。
発酵〜7時間後
7時間後、発酵が終了しました。どれも綺麗に固まっています。写真ではちょっと分かりにくいですが、ブルーベリーは少し紫色っぽいし、フルーツミックスも少しだけ黄色が残っています。
それでは、肝心の味をチェックして参りたいと思います!
R1ドリンク「ノーマル」を種菌にすると
ノーマルで作ったヨーグルトの味は、固形タイプと比べて、酸味が控えめで食べやすく、食感もよりなめらかに感じます。
R1ドリンク「低糖・低カロリー」を種菌にすると
ノーマルに比べて糖類44%カット、エネルギー33%カットされた「低糖・低カロリー」を種菌にすると、ノーマルに比べて酸味が強く、ヨーグルトのまろやかさやコクが抜けてしまった感じがします。
固形タイプと比べてみると、酸味は同じくらい。やや牛乳のまろやかさが薄れ、するどい味になったかな?と感じました。
R1ドリンク「フレーバータイプ」を種菌にすると
フルーツの味がついたフレーバータイプは、ブルーベリー、ストロベリー、フルーツミックスの全3種類。
フレーバータイプをそのまま飲んでみると、甘みや濃さが「低糖・低カロリー」にフルーツ味を付けたような印象です。成分をチェックすると、カロリーが「低糖・低カロリー」と同程度なので、やはり「低糖・低カロリー」をベースにフレーバータイプが作られているのかな?と思いました。
フレーバータイプを種菌にすると、香料が残っていてフルーツの風味が少しだけします。味も「低糖・低カロリー」で作ったヨーグルトに似ており、酸味が強く、ヨーグルトの旨味が薄れた感じがしました。
R1「固形タイプ」を種菌にすると
固形タイプを種菌にしたヨーグルトは酸味が強く出ます。牛乳の甘味も少し感じられるので、そのままでも食べられますが、酸味が苦手な方は甘味を加えないと食べづらいかな?と思います。
R1の種菌にはドリンクタイプ「ノーマル」がオススメ!
食べ比べしてみた結果、R1ドリンク「ノーマル」を使ったヨーグルトが一番美味しかったです。酸味も少なく、ちゃんとヨーグルトの旨味が出ていて優秀です。固形R1で作ったヨーグルトも美味しいんだけど、やっぱり酸味が少ない方が食べやすい。
「低糖・低カロリー」を種菌にすると、ヨーグルトのまろやかさや旨味が若干カットされる気がします。さらに酸味も強めでやや食べにくさを感じてしまいました。「フレーバータイプ」で増殖したヨーグルトも、低糖・低カロリーで作ったヨーグルトにほぼ近い印象でした。
なので、酸味が少なく食べやすいR1ヨーグルトを作りたいのであれば、ヨーグルトリビア的にはR1ドリンクタイプ「ノーマル」を種菌に使うのがオススメです!
陶器で作るヨーグルト
今回は、一気にたくさんの種類のヨーグルトを作る必要があったので、ヨーグルトメーカーは少量で小分けに作れるアイリスオーヤマの「PYG-15-A」を使いました。
「PYG-15-A」は専用容器が陶器製なのですが、陶器で作ったヨーグルトはプラスチック容器や牛乳パックで作ったヨーグルトよりも美味しいんですよ。